赤ちゃんも痛みを感じながら、苦しい思いをして、
泣きながら産まれてくる。
ドラマなどで、良く見る光景ですが、
これは、本来の出産の形ではありません。
お母さんの身体が整っていれば、お母さんも、赤ちゃんも、苦しむことなく、
とても楽に出産できます。
痛みを伴う出産は、植え付けられたイメージに過ぎない、ということを、
ぜひ知って下さい。
この世に誕生する瞬間、苦しい思いをして、泣きながら産まれてくることから始まって、
おしっこやウンチ、お腹が空いた時、眠い時など、
赤ちゃんは、泣くことでコミュニケーションをとっている、
というのも、本来の形ではありません。
不快を訴えることで、周りを従わせるという方法が、
正しいコミュニケーションでないことは、
大人も赤ちゃんも一緒です。
不快を訴えるコミュニケーションは、周りも不快にさせますよね。
子育てで悩む方は、不快を取り除くコミュニケーションに疲れてしまっているのです。
私たちは、全員幸せになる権利を持っています。
身体を整えることで、幸せを感じられる自分になれます。
お母さんが快く愉しくいてくれるだけで、
お子さんは嬉しいのです。
お母さんが腰が痛いとか、
肩がこっているとか、機嫌が悪ければ、
お子さんも機嫌が悪くなって、
泣いたり、言うことを聞いてくれなくなります。
お子さんがお腹の中にいるときも一緒です。
お母さんは、お子さんを愛しているし、
お子さんは、お母さんに愛されたいのに、
身体が不調だと、ちょっとしたことにもイライラして、
叱りつけてしまったり、怒鳴ったりして、また後で自分を責めてしまったり。
身体が整っていると、機嫌が良くいられるだけではなくて、
多少のことなら受け止められます
お子さんのイタズラを可愛いと受け止められれば、
笑いの絶えない、明るい、悦びにあふれた家族になっていけます。
日本人は、空気を読む、と言われますが、
お互いの顔色を気にして暮らすのではなく、
快く、愉しく、毎日を過ごす。
皆がそうなってほしい、
というのが【からはだふくらか】の願いです。
日本は、世界的に見ても、歴史的に見ても、これほど恵まれた国はないのに、
日本人の幸福度は、世界の50何番目です。
昭和の後半から「便利」や「楽」を「豊かさ」だと信じて働いて、
世界が驚くほどの経済成長をしました。
でも平成で“なんかちょっと違うかな”と気づきました。
「便利」で「楽」な子育てはありません。
でも子供が育っていく姿を見ることが「愉しい」のなら
「苦しい」とか「辛い」場面も、ちょっとしたスパイスになって、
より「愉しい」ことに感じられます。
心に余裕がないと、美しいものも、美しいと感じられず
おいしいものも、おいしいと思えません。
身体が整い、ゆったりと呼吸ができると、
「しあわせ~」と口に出ちゃいますよ。